小説家を目指す。そんなオタクのエロゲ・ラノベ・アニメ日記。
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現在、アニメ絶賛放映中の「GOSICK」の著者である桜庭一樹さんの「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」を読み終わりましたので感想を。
これはとあるレビューサイトで最高レベルの評価を受けていたのでほど衝動的に買ってしまいましたw

それでは感想を。
とりあえずこの本を読み始めると一番最初から「えっ!?」とかなるんじゃないでしょうか?
1ページ目に書いてあるのは「海野藻屑」という少女がバラバラ死体となって発見されたという新聞の記事。
そして次のページから始まるのは冷めた主人公(女)と「海野藻屑」の出会い、対立、友情。
1ページ目で死んだ、と言われた少女と主人公の日常が始まります。(別に生き返ったとか言うわけではありませんよ?回想みたいなもんです。)
これだけ聞くとおそらく「ミステリー」となるかと思います。いえ、確かに「ミステリー」かもしれません。
ですが、最後まで読みきって「ミステリー」という方はかなり少ないでしょうし、もしかしたら読み違えているかもしれません。

私はこの作品――ヒロインの足にあざがあったり、ヒロインが自分のことを人魚と言い続けたり、最初の場面でバラバラ死体という単語が出てくるこの作品を――「青春物語」というジャンルに分けたいと思います。
そもそも、「青春物語」って何なんでしょうか?
学園とかで他のヒロインや、友人たちとの間に軋轢や誤解を生んで、それを解決して晴れてヒロインと結ばれてハッピーエンド♪
それが全てでしょうか?
この作品はまさにそれかと。
大人になんてなりたくなかった。この作品のあらすじやらなにやら、各所に書いてあります。
読んだあとにこの言葉がとても大きなものになるでしょう。

作品の中で「実弾」という言葉が多用されます。またタイトルにも「砂糖菓子の弾丸」とありますね?
これもしっかりと意味を捉えたときに、初めて物語の真価がわかると思います。
「実弾」はともかく「砂糖菓子の弾丸」は何を言いたいのかが少しわかりにくいかもですが、それでもわかればなるほど……ってなると思います。

何はともあれ、この作品。「ラノベ」という枠を亜音速でぶっちぎって行きます。ジャンルを超えて高い評価を得た、というのはまったく嘘じゃないですね。
この作品は読み込んだ奥に言いたいことが隠れています。
1度読んで、解説とかを見てから読み直す……それがたまらなく素晴らしいと感じられる作品だと思います。

おそらくこの作品は人によって評価が異なります。
あなた自身の解釈を以て、この作品の評価としてみてくださいw

ラノベの方ではランク付けをやっていないのですが、この作品にランクを付けるとしたら、間違いなくSランクです。
どこまでも沈み込むような深さを、是非ともあなたの目で体験してほしいものです。


今回はネタバレを含んだ感想を言いたいです。
下の本の画像の更に下よりネタバレを含んだ感想になりますので、読むという方は反転してお読みください。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない  A Lollypop or A Bullet (角川文庫)砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)
(2009/02/25)
桜庭 一樹

商品詳細を見る

↑この表紙(新装版・角川版)しか画像はありませんでしたが、私が買ったのは富士見ミステリー文庫の方でした。挿絵もあるので富士見さんの方をオススメします。

【ネタバレ感想↓】
「実弾」は言うなれば経済力や生活力を示し、「砂糖菓子の弾丸」とは藻屑やなぎさの「嘘」です。
「砂糖」という表現を使ったのはおそらく、「砂糖のように甘い」悪魔のような誘惑からくるのでしょう。嘘は便利ですからね。

この作品の評価がわかれるといったのには大きなわけがあります。
それはまず上の「実弾」と「砂糖菓子の弾丸」の正体がはっきりとは表されないこと。
そしてもうひとつはやはり「藻屑」の死でしょうね。
最後までぼかしにぼかして、読み手の解釈次第で幾千にも姿を変えるのがこの作品と言えるでしょう。

例えばですが、上の二つを逆に解釈してみると面白いです。
人は嘘でも貫き通せば生きていける、そんな中で「藻屑」はもしかしたら本当のことだけを言い続けていたのかもしれない。
この作品の中で誰もが使用している「砂糖菓子の弾丸」。当てはめるところはたっくさんありますね。
このように如何様にも解釈が可能ですし、遊ぶことも可能ですねw

SFだと解釈した方。残念です。やっちまってます。(まぁ私もSFかと思いましたけどねw)
けどそれも最初のうちは仕方がないかとw
「藻屑」の発言っていかにも「藻屑」は「人魚」であるって思わせますからねw
おそらくSFと解釈した方たちは桜庭さんの表現にまんまと酔わされてしまったのでしょうw

ちなみに私は「好きって残酷だよね」という言葉の意味がわかった瞬間に少し泣きました。
あのタイミングは反則だと思います(;ω;)


そいでは、さらバイっ!
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【2011/03/05 23:37】 | ラノベ感想
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